みりぁ小学生の頃
野良犬を拾って一緒に
住んでいたんだけど…



成人して
離れて暮らすようになってさ


ﾁｮｸﾁｮｸ帰ってはいたんだけど




動物も歳をとって
身体が弱くなっていくよね…




ある日母親から
容態が悪いんだよね…
これない??って言われてさ


久々実家に帰ったら
変わり果てたポテトがいたの…


頑張ってあたしの事を
待っててくれたのかな…



息もやっとやっとだった…




あたし…もう辛くてさ…



ポテトを何度も撫でながら
こう言ったの…



｢ポテト覚えてる？
あたしがアナタを迎えた日を…
アナタはあたしに沢山の幸せをもたらしてくれたよ！


一緒にかけっこした事覚えてる？ポテト寂しくなって
ｷｬﾝｷｬﾝって泣きながら追っかけてきたよね笑


一緒に雪遊びもしたね


あたしが一生懸命作った
雪だるまが怖くて
めっちゃ威嚇して
吠えまくってたよね笑



あたしが泣きながら
アナタを抱きしめた時
無償の愛で沢山
あたしの顔を舐めてくれたよね……

凄く凄く嬉しかったよ…



本当に本当に本当に
沢山の沢山の幸せを
ありがとう




ポテト…



本当によく頑張ったよ！
本当によく頑張ったね！



もぅ大丈夫…
あたしが傍にいるから
ゆっくりゆっくり眠って
いいからね…

もう苦しまなくていいからね…

ありがとう。
ありがとう……


ポテト


大好きだょ


ゆっくりおやすみ……。｣







そのままポテトは
あたしの腕の中で
永眠についたんだよ……





その瞬間…
やっぱり待ってて
くれたんだな…って思ったよ…



苦しいけど…

辛かったけど…


悲しかったけど…


沢山沢山泣いたけど…




でも、泣いてても
仕方ないんだ…



ポテトはァタシの
笑って、はしゃいでる
顔が好きだから…



ァタシは笑うよ！
あなたの為に…



だからみててね


ポテト…